まず中古市場における需要と供給の関係です。他の市場の商品と同じように、需要と供給の法則が機器価格に影響を与えます。需要が増加したり供給が減少したりすると、企業は利用可能なマシンを求めて競争するため価格が上昇します。逆に、市場が特定の種類の機器で飽和している場合、買い手が有利になります。
次に市場環境と経済情勢の影響もあります。経済が低迷しているときは、誰もが自分の損益を非常によく見て慎重に判断します。そのためより高い価格で重機を買取してもらうことは難しく、また少しでも買取価格をあげようと思ったら長時間の交渉が必要になります。そして重機のメーカーも大切になります。
機器メーカーはたくさんありますが、少数のメーカーが市場を独占している状況です。多くの会社は1つか2つの特定のメーカーの重機しか購入せず、そのブランドロイヤリティは世界中の買取価格に影響しています。もちろん機種と機能も大切です。標準的なモデルは価格変動が少なく、特殊な機器よりも売りやすい傾向があります。
使用用途が多いということは、それだけ買い手の候補が多いということを意味します。使用歴とコンディションも重要な要因です。どのような重機でも、年式に関係なく全体的に状態が悪いと良い値段はつきません。しかしよく手入れされた古い機器や軽く使用されたものは、高値で売ることができます。
また外観も大きな違いを生みます。塗装や修理、あるいは清掃が施されていると、高値で取引されることが多いのです。